マルハニチロ(1333)のおすすめ度
おすすめ度:★★★☆☆
〇同業の極洋に比べると大手。
▲極洋に比べると配当利回りは低い。
〇優待は5商品から選択可能。(極洋は選択不可)
評価のポイント | 評価 |
優待品の魅力度 | ★★★★ |
優待+配当利回りの水準 | ★★★ |
経営の安定性(規模・決算内容) | ★★★★ |
今後の成長期待・株価の割安さ | ★★ |
優待利回り | 配当利回り | 総合利回り |
0.87% | 1.94% | 2.81% |
見出し | 内容 |
単元株数 | 100株 |
最低購入金額 | 20万6,400円程度 |
決算月 | 3月 |
優待取得最低株数 | 100株 |
優待取得最低価格 | 20万6,400円程度 |
優待権利確定月 | 3月 |
※株価:2,064円。予想配当金:1株あたり40円。優待品:1,800円(100株/ヤフオクの落札相場より)で計算しています。(算出日:2020年7月10日)
マルハニチロ(1333)の株主優待と株価
自社グループ取り扱い商品(缶詰・のり・ソーセージ等5点より1点選択)
出展:マルハニチロHP
ちょっと豪華な海産物の缶詰や、ソーセージ瓶詰などから選択できます。
マルハニチロが公式に案内している株主優待のカタログは以下のサイトから確認できます。
株数 | 優待内容 |
100株以上 | 自社グループ取り扱い商品 |
マルハニチロ(1333)株価・業績・状況
会社概要
マルハニチロの設立は1943年。主な事業は漁業、養殖、水産物の輸出入・加工・販売、冷凍食品・レトルト食品・缶詰・練り製品・化成品・飲料の製造・加工・販売、食肉・飼料原料の輸入、食肉製造・加工・販売。
売上高では水産業界のトップ企業です。近年のコスト削減により、営業利益、経常利益ベースでも業界首位に。
名実ともに業界の盟主となりました。日経平均採用銘柄です。
業績
売上げ高、利益とも上昇基調が続いています。特に利益率の改善が進んでいるようで、売上高の伸びに比べて営業利益以下の伸びが大きくなっています。
元々、同業の日本水産などに比較すると売上げに対する利益の割合が低い会社ですが、ここ数年の改善で営業利益、経常利益ベースでも逆転しています。
もともとマルハとニチロの合併により成立した経緯があり、重複するリソースやオペレーションの統合など、合理化する余地が大きかったことも急速な利益率改善の要因であると思われます。
ただし、2020年3月期決算では減益となっており、そろそろ合理化のネタも尽きてきたのかもしれません。
単位:百万円
【業績】 | 売上高 | 営業利益 | 経常利益 | 利益 | 1株益(円) | 1株配(円) |
---|---|---|---|---|---|---|
連15.3 | 863,784 | 8,686 | 11,834 | 7,219 | 145.5 | 30 |
連16.3 | 884,811 | 16,972 | 17,124 | 4,097 | 77.8 | 30 |
連17.3 | 873,295 | 26,308 | 27,874 | 15,446 | 293.4 | 45記 |
連18.3 | 918,820 | 24,497 | 27,917 | 16,102 | 306.0 | 40 |
連19.3 | 922,468 | 21,758 | 25,233 | 16,695 | 317.2 | 40 |
連20.3 | 905,204 | 17,079 | 19,901 | 12,537 | 238.2 | 40 |
指標および今後の展望
足元の指標ベースでみると、予想PER(株価収益率)12.07倍、予想PBR(純資産倍率)が0.82倍(2020年7月10日時点)。
指標的には、やや割安といえそうです。農林水産業のPERが14倍~15倍であること、業界トップ企業であること、日経平均採用銘柄であることなどを考えると、もう少し買われても良さそうですね。
マルハニチロ(1333)株主総会・お土産
2019年の株主総会は、6月26日、芝公園のメルパルクホールで開催されました。
お土産は缶詰などのセット。いただけるのはうれしいですが、株主優待でいただける缶詰セットよりは、少しグレードが落ちるようです。
株主総会は交通費もかかるので、採算性はどこに住まわれているかでも変わってきそうですね。
マルハニチロ公式HP株主関連ページ(外部リンク)
ご参考。
株主優待+分配金一覧表はこちら
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