中村屋(2204)のおすすめ度・評価
おすすめ度:★★★☆☆
・優待獲得は3月
・単元株から優待はもらえるが、保有株数に応じてお菓子の内容は変化
・利回り的には割引コースの方がお得
・業績は概ね安定も、直近では悪化
・安定コースの戻れるかが焦点
優待利回り | 配当利回り | 合成利回り |
0.50% | 2.11% | 2.61% |
見出し | 内容 |
単元株数 | 100株 |
最低購入金額 | 40万3000円程度 |
決算月 | 3月 |
優待取得最低株数 | 100株 |
優待取得最低価格 | 40万3000円程度 |
優待権利確定月 | 3月 |
※株価:4,030円。予想配当金:1株あたり85円。優待品:2,000円で計算しています。(算出日:2020年2月14日)
中村屋(2204)の株主優待
中村屋の株主優待は、以下の3種類からの選択です。
- 優待商品コース
- 優待割引コース
- 社会貢献団体への寄付
優待は年に1回、3月にいただくことができます。保有株数に応じてもらえる優待の内容が異なります。
優待商品コース
保有株数に応じてお菓子の内容(相当金額)が変わります。
保有株数と優待商品の関係は以下の通り。
保有株数 | 優待内容 |
100株以上300株未満 | 2,000円相当の優待商品 |
300株以上500株未満 | 3,000円相当の優待商品 |
500株以上 | 5,000円相当の優待商品 |
出展:中村屋HP |
優待割引券コース
優待割引券コースは、商品購入、レストラン利用時の割引券ですが、実店舗と通信販売の2本立ての構成になっています。
実店舗割引券
実店舗用の優待割引券は、500円以上の利用で15%の割引を受けられる券が20枚で1冊子となっています。
要するに最も効果的に優待割引券を使用した場合で、1冊子あたり10,000円の買い物(または食事)をすると1,500円の割引が受けられるということとなります。
もらえる割引券冊子の数は保有株数に応じて以下の内容になります。
- 100株以上300株未満 1冊
- 300株以上 2冊
割引を受けることのできる店舗についてはこちらをご参照ください。
通信販売での優待割引
通信販売サイトよりフリーダイアルで注文を行った際に、10回まで15%割引を受けられます。
こちらの方は、回数制限のみで金額制限が存在しません。使い方によっては相当にお得になる可能性もありますね。
通信販売サイトで売られている主な商品は、カレー、中華まん、お菓子など。
例えば「伝統のインドカリー6個セット」なら税込み5,443円(2020年2月16日現在)なので、15%割引なら、これだけでも800円程度の割引なります。
尚、保有株数が500株以上であれば、2つの割引の他に、3,000円相当の自社製品がいただけます。
優待利回りベースで考えると、割引優待の方がお得ですね。
社会貢献団体への寄付
寄付金は国際連合世界食糧計画WFP協会を通じて「学校給食プログラム」に活用していただくとのことです。
寄付される金額は以下の通り。
保有株数 | 優待内容 |
100株以上300株未満 | 2,000円を寄付 |
300株以上500株未満 | 3,000円を寄付 |
500株以上 | 4,000円を寄付 株主優待券1冊 通信販売での優待割引 |
中村屋(2204)株価・業績・状況
中村は1923年創設の和菓子の老舗です。
中村屋の中華まんが有名ですよね。
長い歴史を持つ老舗であるだけでに、株価、売上高、利益率などは、ここ数年大きな変化はありませんでしたが、直近では生産再編により一時的なコスト上昇、自然災害の発生、暖冬傾向による主力の中華まんの伸び悩みなどによる赤字基調に沈んでいます。
足元の指標ベースでみると、PER(株価収益率)が120.12倍、PBR(純資産倍率)が0.93倍(2020年2月14日現在)とPER的にはかなりの割高水準。
PERの高さは利益の落ち込みに対して株価の調整が進んでいない為とも言えますが、歴史的な水準からするとすでに割安圏とも考えられます。
項目 | 評価 |
規模 | 中型 |
業績 | 安定 |
配当 | 安定 |
株価 | 割高 |
参考資料
銘柄評価については、以下の基準で行っています。
ご参考。
株主優待+分配金一覧表はこちら
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