アークランドサービスホールディングス(3085)の株主優待
アークランドサービスホールディングスの株主優待は、とんかつのかつや、からあげのからやまなど自社店舗で利用できるお食事券です。
優待がもらえる回数は年2回。利用できる店舗も多くあります。
もらえるお食事券の金額は保有株数によって異なります。
保有株数 | 優待内容 |
100株以上200株未満 | 1,100円分のお食事券×年2回 |
200株以上1,000株未満 | 2,200円分のお食事券×年2回 |
1,000株以上 | 11,000円分のお食事券×年2回 |
年2回もらえる優待はお得感はありますが、利回り換算をすると1.22%程(2020.8.3)。配当が年24円/株もらえたとしても優待+配当利回りは2.54%と悪くはありませんが、それほど高利回りという分けではありません。
上場以来、高値更新を続けているアークランドだけに、株価の値上がりも期待できる可能性もあるので、優待狙い+成長狙いという位置づけの会社でしょうか。
アークランドサービスホールディングス(3085)会社概要・業績・株価・今後の展望
会社概要
アークランドサービスホールディングスの設立は1993年。主な事業は、かつや、からやまなどのレストランチェーンの運営。
店舗数は2019年12月時点で、「かつや」461店(国内406・海外55)、「からやま」・「からあげ縁」117店(国内110・海外7)、その他 30店(「チェントぺルチェント」、「岡むら屋」、「camp」、「ごちとん」他)。
上場市場は東証一部。
業績
上場以来、増収・増益傾向が続く同社ですが、新型コロナウィルスの流行が始まった2020年3月以降も同業他社ほどの苦境に陥っておらず、際立った強さを見せています。
2020年12月決算期の第2四半期までの累積経常利益は、2,035百万円。さすがに前年水準には届きませんが、緊急事態宣言下でこれだけの数字が出せることは驚きです。
緊急事態宣言かでいち早くテイクアウトに注力し、2020年4月~5月には売上高の過半をテイクアウトが稼ぎ出しています。
単位:百万円
【業績】 | 売上高 | 営業利益 | 経常利益 | 利益 | 1株益(円) | 1株配(円) |
---|---|---|---|---|---|---|
連16.12 | 23,286 | 3,350 | 3,453 | 2,069 | 65.0 | 12.5 |
連17.12 | 26,541 | 3,762 | 3,817 | 2,322 | 73.0 | 16 |
連18.12 | 30,605 | 4,116 | 4,135 | 2,519 | 79.1 | 20 |
連19.12 | 33,327 | 4,486 | 4,536 | 2,546 | 80.0 | 24 |
株価(2020.8.3)
2017年に最高値を使た後の調整期間にある認識です。コロナショックではマーケット全体にひっぱられて値を下げますが、やはりマーケット全体の戻りにひっぱられる形で戻します。
ただし、コロナ以前の値段まで戻したところで停止。そこから先に進むにはまだパワーが足りていないようです。
出展:Yahoo!ファイナンス
指標および今後の展望
足元の指標ベースでみると、予想PER(株価収益率)23.89倍、予想PBR(純資産倍率)が2.78倍(2020年8月3日時点)。
指標的には割高と言える水準ですが、成長が続いていることを考えるとプラミアムは小さいと言えるかもしれません。
アークランドサービスホールディングス(3085)のおすすめ度・評価
おすすめ度【総合】:★★★★☆
・もらえるお食事券の金額は保有株数によって変動
・権利確定日は年2回、6月と12月。
・主な事業は関東を中心としたレストランチェーンの展開
・ここ数年の業績は安定。コロナウィルス流行下でも堅調
評価のポイント | 評価 |
優待品の魅力度 | ★★★★ |
優待+配当利回りの水準 | ★★★ |
経営の安定性(規模・決算内容) | ★★★★ |
今後の成長期待・株価の割安さ | ★★★★ |
優待利回り | 配当利回り | 総合利回り |
1.22% | 1.33% | 2.54% |
見出し | 内容 |
単元株数 | 100株 |
最低購入金額 | 18万1,000円程度 |
決算月 | 12月 |
優待取得最低株数 | 100株 |
優待取得最低価格 | 18万1,000円程度 |
優待権利確定月 | 6月、12月 |
※株価:1,810円。予想配当金:1株あたり24円。優待品:約2,200円(100株)で計算しています。(算出日:2020年8月3日)
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