クロスプラス(3320)の株主優待
クロスプラスの株主優待は、自社製品(婦人向け衣類)とオンラインショップで利用できるクーポン券からの選択です。
もらえる優待品は保有株数によって異なります。
保有株数 | 優待内容 | 2021年1月の自社製品 |
100株以上 | 3,000円相当の自社製品 または クーポン券3,000円分 | |
500株以上 | 5,000円相当の自社製品 または クーポン券5,000円分 | |
1,000株以上 | 10,000円相当の自社製品 または クーポン券10,000円分 |
上記以外に単元株以上の株主共通で、オリジナルバックがもらえます。
長期保有者特典
単元株以上を3年以上継続保有している株主には、抽選で30万円分の旅行券があたります。
毎年、当選者は2名。2020年7月時点で単元株以上保有の株主数は、9,462名いるので当選確率は単純計算で0.021%ほど。
継続保有3年以内の株主を除外していないので、もう少し当選確率は上がるものと思いますが、まあ、楽観的に見ても3,000分の1くらいの当選確率(根拠なし)でしょうか。
夢があるといえば夢のある優待ですね。
クロスプラスの権利確定日と利回り
- 株主優待券がもらえるのは年に1回。権利確定日は1月末日のみ
- 優待品の発送は、6月下旬ころ
単元株保有でもらえる優待品は3,000円相当。
3,000円で単元株保有した場合の優待利回りを計算すると4.10%(2020.11.19)となります。2021年度の予想配当は12円なので、予想配当利回りは1.64%。
総合利回りは5.75%となり、なかなかの高利回りです。
ただし、クロスプラスは女性服の卸しなので、商品はすべて女性向けです。つまり、この利回りを享受できるのは女性のみということでしょうか。
クロスプラス(3320)会社概要・業績・株価・今後の展望
会社概要
クロスプラスの設立は1953年。主な事業は、衣料品・服飾雑貨全般の企画製造、専門店・店舗・EC等への卸売及び百貨店等での小売。
上場市場は東証2部。
業績
多少の上下動を伴いつつも、売上げ、収益ともほぼ横ばいの傾向が続いています。
2021年1月決算は、中間決算までで198百万円の黒字(経常利益ベース)。会社予想の到達は難しいかもしれませんが、新型コロナウィルスの流行かであることを考えると健闘しています。
単位:百万円
【業績】 | 売上高 | 営業利益 | 経常利益 | 利益 | 1株益(円) | 1株配(円) |
---|---|---|---|---|---|---|
連18.1 | 62,780 | 385 | 526 | 666 | 91.1 | 6 |
連19.1 | 62,901 | 25 | 238 | 323 | 44.2 | 6 |
連20.1 | 58,493 | 521 | 701 | 622 | 85.0 | 12 |
会21.1予 | 57,000 | 400 | 750 | 300 | – |
株価(2020.11.19)
株価も大きな方向性は感じられません。過去10年スパンで見ても500円~1,000円のレンジにほぼ収まる値動きとなっています。
出展:Yahoo!ファイナンス
指標および今後の展望
足元の指標ベースでみると、予想PER(株価収益率)17.87倍、予想PBR(純資産倍率)が0.44倍(2020年11月19日時点)。
PBRが目を引く低さではあります。長く放置されているため、短期的にPBRを手掛かりに買われるとは思いません。可能性は高くはありませんが、敵対的TOBのターゲットとなるなどで、状況が急変することもあるかもしれません。
クロスプラス(3320)のおすすめ度・評価
おすすめ度【総合】:★★★☆☆
評価のポイント | 評価 |
優待品の魅力度 | ★★★ |
優待+配当利回りの水準 | ★★★★★ |
経営の安定性(規模・決算内容) | ★★★ |
今後の成長期待・株価の割安さ | ★★★ |
優待利回り | 予想配当利回り | 総合利回り |
4.10% | 1.64% | 5.75% |
見出し | 内容 |
単元株数 | 100株 |
最低購入金額 | 7万3,100円程度 |
決算月 | 1月 |
優待取得最低株数 | 100株 |
優待取得最低価格 | 7万3,100円程度 |
優待権利確定月 | 1月 |
※株価:731円。予想配当金:1株あたり12円。優待品:3,000円相当(100株)で計算しています。(算出日:2020年11月19日)
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