神戸物産(3038)のおすすめ度・評価
おすすめ度【総合】：★★★★☆
・保有株数、継続保有期間にもらえるお買物券の額面は変化します
・権利確定は年1回、10月のみ
・主な事業はスーパー、ビュッフェ、レストランの運営など
・業績は好調。過去5年で経常利益は3倍に。
| 評価のポイント | 評価 |
| 優待品の魅力度 | ★★★★ |
| 優待＋配当利回りの水準 | ★★ |
| 経営の安定性（規模・決算内容） | ★★★★ |
| 今後の成長期待・株価の割安さ | ★★★★★ |
| 優待利回り | 配当利回り | 総合利回り |
| ０．１７％ | ０．４１％ | ０．５８％ |
| 見出し | 内容 |
| 単元株数 | １００株 |
| 最低購入金額 | ６０万５,０００円程度 |
| 決算月 | １０月 |
| 優待取得最低株数 | １００株 |
| 優待取得最低価格 | ６０万５,０００円程度 |
| 優待権利確定月 | １０月 |
※株価：6,050円。予想配当金：1株あたり25円。優待品：1,000円（100株）で計算しています。（算出日：2020年6月15日）
神戸物産(3038)の株主優待
神戸物産の株主優待は、業務スーパーで利用できるお買物券です。ちなみに「業務スーパー」は一般名詞っぽい呼び方ですが、神戸物産の運営するスーパーの固有名詞です。
出展：SBI証券HP
もらえるお買物券の額面は保有株数、継続保有期間によって異なります。
| 保有株数 | 継続保有3年未満 | 継続保有3年以上 |
| 100株以上1,000株未満 | 1,000円相当 | 3,000円相当 |
| 1,000株以上2,000株未満 | 10,000円相当 | 15,000円相当 |
| 2,000株以上 | 15,000円相当 | 20,000円相当 |
利回り的にはさほどお得感のない優待、配当ではありますが、急成長中の企業の場合は止むを得ない部分もあります。その分、株価の上昇には期待が持てるとも考えられます。
お買物券は使い勝手の良い優待ではありますし。
神戸物産(3038)株価・業績・状況
会社概要
神戸物産の設立は1985年。従業員数は2,439名(2020年3月時点)。主な事業は、以下の通り。
- 業務スーパーをはじめとした小売店や、ビュッフェレストラン、惣菜店などを直営及びフランチャイズ本部、エリアフランチャイズ本部として運営。また、その加盟店への経営ノウハウの指導や援助。
- 海外での商品開発やその自社輸入、及び国内自社工場での商品開発。また、それらの商品の加盟店への供給。
- 再生可能エネルギーを活用した発電所の運営。
業績
業績は好調で、ここ数年は二けたの増収増益が続いています。
2020年10月決算に向けては、第2四半期までの数値が出ていますが、経常利益ベースで12,465百万円の黒字となっており、会社予想の20,300百万円も十分に視野に入っています。
食品系のスーパーは新型コロナウィルスによる影響も比較的軽微であるため、下期も大きな崩れはないのではないでしょうか。
単位：百万円
| 【業績】 | 売上高 | 営業利益 | 経常利益 | 利益 | 1株益（円） | 1株配（円） |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 連15.10 | 228,590 | 6,802 | 8,477 | 4,174 | 38.7 | 10 |
| 連16.10 | 239,266 | 11,833 | 8,729 | 4,560 | 43.6 | 11.3特 |
| 連17.10 | 251,503 | 14,606 | 15,778 | 8,346 | 79.6 | 12.5特 |
| 連18.10 | 267,175 | 15,722 | 15,831 | 10,363 | 97.7 | 16.3特 |
| 連19.10 | 299,616 | 19,239 | 19,434 | 12,056 | 112.7 | 20特 |
| 会20.10予 | 311,800 | 20,300 | 20,300 | 13,300 | – |
株価
好業績を反映して株価も右肩上がりの状況が続いています。2020年2月下旬から3月上旬にあったコロナショックでもほとんど株価は落ちず、その後の反転局面では最高値を大きく更新する動きとなりました。
出展：Yahoo!ファイナンス
指標および今後の展望
足元の指標ベースでみると、PER(株価収益率）は43.05倍、PBR（純資産倍率）が15.05倍（2020年6月16日時点）。
指標的にはかなりの割高となります。指標が適正といえる株価はざっくり2,000円くらいと思われますが、2015年から2020年までの5年間で、利益が3倍になっていることを考えると、あと5年同じ速度で成長することができるなら、5年後には適正水準になるということではあります。
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