【2020年】日糧製パン～株主優待はパン詰め合わせ！株価はなおも割高圏か？

日糧製パン(2218)のおすすめ度・評価

おすすめ度：★★☆☆☆

・株主優待は自社製品2,000円分
・単元株保有でもらえます
・優待権利確定は3月
・ここ数年売り上げは横ばい、利益は減少傾向
・苦しい状況が続きます

優待利回り	配当利回り	合成利回り
０．９７％	０．７２％	１．６９％

※株価：2,070円。予想配当金：1株あたり15円。優待品：2,000円で計算しています。（算出日：2020年2月18日）

日糧製パンの株主優待は、自社製品詰め合わせです。

権利確定日は3月31日。優待品の発送は7月頃。単元株の保有でもらうことができます。

株主優待品は保有株数にかかわらず、一律で2,000円相当分とシンプルな設定。

上の写真は2019年3月の株主優待ですが、内容は毎年少しずつ異なります。

昭和21年創業。北海道を地盤として中堅の製パン会社です。

上場する証券市場は札幌証券取引所のみ。地方単独上場銘柄になります。

過去5年の売上高と経常利益を見ると、売上高は170億円程度で安定しているものの、経常利益は2016年をピークに下落傾向。

これは食品会社に共通する傾向です。この会社も原材料費や人件費の高騰に押されて利益が圧迫されているのでしょう。

利益のピーク時に株価の方もピークを形成していますが、利益の減少幅に比べると株価の下落は緩やかです。

足元の指標ベースでみると、PER(株価収益率）が54.19倍、PBR（純資産倍率）が0.96倍（2020年2月17日現在）とPERベースでみると割高水準。

利益の上昇とともに上がった株価が十分には下がっていない為、PERが高めの水準となっているようです。

直近の業績を見ると回復傾向ではありますが、短期的には2016年までの利益水準の回復は難しいと思われます。もしも購入を考えるのであれば、もう少し調整が進むのを待っても良いかもしれません。

銘柄評価については、以下の基準で行っています。

ご参考。

株主優待＋分配金一覧表はこちら