福留ハム(2291)のおすすめ度・評価
おすすめ度:★☆☆☆☆
・優待取得には200株以上の保有が必要
・権利確定は年1回(3月)
・ここ数年の業績は減収減益傾向
・2019年、2020年と2期連続で営業赤字の見込み
・優待狙いならクロス取引の方が有効か
優待利回り | 配当利回り | 合成利回り |
1.23% | 0.00% | 1.23% |
見出し | 内容 |
単元株数 | 100株 |
最低購入金額 | 20万2700円程度 |
決算月 | 3月 |
優待取得最低株数 | 200株 |
優待取得最低価格 | 40万4500円程度 |
優待権利確定月 | 3月 |
※株価:2,027円。予想配当金:1株あたり0円。優待品:5,000円で計算しています。(算出日:2020年2月27日)
福留ハム(2291)の株主優待
福留ハムの株主優待は、自社製詰め合わせです。
出展:福留ハムHP |
200株以上の株主に対して、5,000円相当の自社製品が贈られます。
株主優待権利確定は年1回、3月のみです。
発送は7月の中旬頃に行われます。
大手のプリマハム、丸大食品も優待取得には200株必要ですが、相当金額は3,000円です。福留ハムは5,000円相当の優待品である上に、株価自体も低めである為、優待利回り的にはお得ですね。
ただし、プリマハム、丸大食品は豪華系のハム1点ですが、福留ハムの方は雑多な商品の詰め合わせです。
使い勝手は福留ハムの優待の方が良さそうですが、プリマ、丸大の方がスペシャル感はあります。
また、福留ハムは直近2019年決算が営業赤字で、さらに2020年決算も営業赤字の見込みです。配当も無配に転落する可能性もあり、優待でハムが欲しい!ということであれば、おすすめは業績好調なプリマハムでしょうか。
福留ハム(2291)株価・業績・状況
福留ハムは大正8年創業の老舗で、歴史で言えば業界最大手の日本ハムよりも伝統があります。
本社は広島で、西日本を地盤として展開しています。中国地方では、ハムやウィンナーのメーカーとして有名。
全国展開をしている大手とは異なり、地域密着型の中堅企業と言えます。
業績の方ですが、過去5年を見ると減収減益傾向。2019年は営業赤字に沈んでおり、2020年度もここまでの3Qはすべて赤字決算となっており、2020年通期でも営業赤字となる見込みです。
【売上高~利益】単位:百万円
【業績】 | 売上高 | 営業利益 | 経常利益 | 利益 | 1株益(円) | 1株配(円) |
---|---|---|---|---|---|---|
連15.3 | 28,448 | 374 | 353 | 206 | 61.8 | 15 |
連16.3 | 28,309 | 607 | 649 | 120 | 36.2 | 15 |
連17.3 | 26,697 | 357 | 444 | 303 | 90.8 | 15 |
連18.3 | 26,040 | 195 | 222 | 206 | 61.9 | 15 |
連19.3 | 25,737 | -149 | -109 | -319 | -95.8 | 15 |
業績は冴えず、短期的には復調の見込みが立たない状況ではありますが、ここ数年の株価の方は、大きな落ち込みもなく、比較的安定しています。
足元の指標ベースでみると、PER(株価収益率)が判定不能(赤字決算のため)、PBR(純資産倍率)が1.39倍(2020年2月27日現在)と赤字企業としては高い数値と言ってよいと思います。
直近の実績、業績見込みから見ると、株価はもう一段下げる余地がありそうです。逆に業績に連動した下げが弱い為、V字回復を期待しての勝負も打ちにくい状況。
優待狙いでクロスを仕掛けるには良い銘柄かもしれませんが、保有は様子見ですね。
項目 | 評価 |
規模 | 小型 |
業績 | 減益傾向 |
配当 | 減配傾向 |
株価 | 適正 |
参考資料
銘柄評価については、以下の基準で行っています。
ご参考。
株主優待+分配金一覧表はこちら
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