クロスキャット(2307)のおすすめ度・評価
おすすめ度:★★★☆☆
・保有株数によりもらえるクオカードの額面が増額
・権利確定は年1回(9月)
・金融機関向けシステム開発に強み
・最近の業績は安定
・株価はおおむね適正水準~やや割安水準か
優待利回り | 配当利回り | 合成利回り |
0.53% | 2.12% | 2.65% |
見出し | 内容 |
単元株数 | 100株 |
最低購入金額 | 9万4300円程度 |
決算月 | 3月 |
優待取得最低株数 | 100株 |
優待取得最低価格 | 9万4300円程度 |
優待権利確定月 | 9月 |
※株価:943円。予想配当金:1株あたり20円。優待品:500円(100株)で計算しています。(算出日:2020年3月4日)
クロスキャット(2307)の株主優待
クロスキャットの株主優待は、クオカードです。
株主優待権利確定日は9月末日。優待の発送は12月頃に行われます。
継続保有期間の制限はありませんが、保有株数によってもらえるクオカードの額面が変わります。
保有株数 | 優待内容 |
100株以上500株未満 | クオカード500円分 |
500株以上1,000株未満 | クオカード1,000円分 |
1,000株以上2,000株未満 | クオカード2,000円分 |
2,000株以上 | クオカード3,000円分 |
今の株価(943円)で500円のクオカードをもらえるなら、優待利回りは0.53%となり、それほど悪くはありません。配当利回りと合わせて2.65%。
ただ、すごく良いという水準でもないので、良いとも悪いとも言えません。
クロスキャット(2307)株価・業績・状況
クロスキャットの設立は1973年。従業員数は556名(2019年4月1日現在)。大手のSCSKあたりでは12,000人以上の要員をかかえているので、システム会社としては中堅どころでしょうか。
業績の方ですが、過去5年を見ると多少の上下動はあるものの、ゆるやかに増収増益基調を維持しているイメージです。2020年3月期決算も3Qまでは順調で、3Qですでに前年の経常利益を超えてくる勢いです。
【売上高~利益】単位:百万円
【業績】 | 売上高 | 営業利益 | 経常利益 | 利益 | 1株益(円) | 1株配(円) |
---|---|---|---|---|---|---|
単15.3 | 8,174 | 507 | 533 | 300 | 34.8 | 12 |
連16.3 | 9,396 | 515 | 537 | 352 | 41.4 | 12 |
連17.3 | 10,153 | 554 | 576 | 417 | 49.7 | 15 |
連18.3 | 9,713 | 704 | 739 | 473 | 57.5 | 18 |
連19.3 | 9,769 | 715 | 744 | 535 | 65.3 | 20記 |
連20.3予 | 10,200 | 800 | 850 | 520 | 69.3 | 20~22 |
チャート上でも過去5年は、ゆるやかな上昇基調を維持しており、会社業績と合わせてみても違和感はありません。
2018-2019年にかけて大きめの上昇が見られますが、素直に業績に反応した上昇に見えます。
たたし、そこからさらに上値追いをするという雰囲気ではなく、調整が続いています。2020年3月期の決算期待から、もう少し買われていくのかな?というところで、コロナショックにより、大幅調整。
仕込み時かもしれませんが、クライアント各社でシステム開発の延期、中止が相次ぐようなら業績に対する影響が大きくなることも考えられます。
足元の指標ベースでみると、PER(株価収益率)が13.91倍、PBR(純資産倍率)が2.39倍(2020年3月4日現在)と市場平均からみるとほぼ適正水準ですが、PERベースでみると少し安いでしょうか。
800円~900円水準くらいまで下げるようであれば、拾っておいても良いかもしれません。
項目 | 評価 |
規模 | 中規模 |
業績 | 増益基調 |
配当 | 増配基調 |
株価 | 適正~やや割安 |
参考資料
銘柄評価については、以下の基準で行っています。
ご参考。
株主優待+分配金一覧表はこちら
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