ブロンコビリーの株主優待は店舗で使えるお食事券！年2回もらえます！

ブロンコビリー(3091)の株主優待

ブロンコビリーの株主優待は、お食事券または魚沼産コシヒカリです。

もらえるお食事券の額面は保有株数によって異なります。お米がもらえるのは200株以上必要です。

優待利回りは単元株保有で年2回のお食事券を受け取ったとして2%ほど。配当を含めても年間利回りは2.5%とほどと、悪くはありませんが、それほど高いという水準ではありません。

ただ上場以来株価は上昇基調を維持しており、財務状況も良好です。そういう意味では優待＋配当だけではなく、株価の値上がりも期待したい銘柄と言えます。

ブロンコビリーの設立は1983年。従業員数は497名（2018.12.31）。ハンバーグステーキの専門店「ブロンコビリー」の運営が主な事業です。名古屋から発祥し、関東・近畿圏まで135店舗(2018.12.31）を展開しています。

上場市場は東証一部。

ここ数年は増収傾向は継続していますが、利益の方は頭打ちで、むしろ減益傾向と言えます。2016-2017年頃までに比べると成長が鈍化した印象はぬぐえません。

今期(2020年12月期)ここまでの2四半期の経常利益は▲449百万円。

２Qの期間は2020年1月～2020年6月となるので、緊急事態宣言期間を含む決算期となるため、経営的には極めて苦しい期間と言えます。

もともと有利子負債も少なく、自己資本比率も高い(87%)会社なので、コロナウィルスの流行が抜けきるまでの持久戦を戦い抜くことが可能であるのは確実と思われます。

むしろ、コロナ禍明けの世界で、元の成長軌道に速やかに戻せるかどうかが、今後の株価を占う上でのポイントかもしれません。

単位：百万円

【業績】	売上高	営業利益	経常利益	利益	1株益（円）	1株配（円）
単16.12	18,010	2,754	2,807	1,883	125.0	22
単17.12	19,765	2,446	2,516	1,744	115.8	24
単18.12	22,432	2,597	2,669	1,787	118.6	24
単19.12	22,324	2,395	2,458	1,544	102.5	24

5年チャートで見ると横ばいにも見えますが、この前の10年間で大きく株価は上げています。2018年にピークを付けた後に、業績の停滞もあって調整局面に。

高値からはおよそ半値付近まで調整が入っています。2,000円近辺を維持できるかどうかが当面のポイントでしょうか。

足元の指標ベースでみると、予想PER(株価収益率）-倍（赤字決算見込みのため）、予想PBR（純資産倍率）が1.8倍（2020年8月7日時点）。

株価の調整が進んだとはいえ、PBRで見る限り、以前として割高な水準と言えるかもしれません。ただ、成長企業のPBRは割高に出やすいことを考えると、そろそろ妥当な範囲かな、という気もします。

いずれにしてもコロナウィルスの流行の収束、影響の度合いがもう少し見えてこないと判断は難しいかもしれません。

おすすめ度【総合】：★★★☆☆

・株主優待は自社店舗・ブロンコビリーで使えるお食事券またはお米
・6月、12月と年2回の権利確定で優待がもらえます
・お食事券、お米ともどれだけもらえるかは保有株数によって異なります
・ここ数年の業績は安定も直近2四半期(2019.12-2020.5）は赤字決算

優待利回り	配当利回り	総合利回り
１．９９％	０．５０％	２．４９％