DDホールディングス(3073)の株主優待
DDホールディングスの株主優待は、以下の3点からの選択となります。
- 株主優待券
- DDポイント
- お米
それぞれが何に使えるのかを簡単にご説明します。
株主優待券
DDホールディングス傘下の飲食店、施設で利用できる優待券です。優待券は1枚1,000円。何枚の優待券がもらえるかは保有株数によって異なります。
保有株数 | 優待券 |
100株以上600株未満 | 6,000円分(1,000円券×6枚) |
600株以上1,200株未満 | 12,000円分(1,000円券×12枚) |
1,200株以上6,000株未満 | 24,000円分(1,000円券×24枚) |
6,000株以上12,000株未満 | 36,000円分(1,000円券×36枚) |
12,000株以上 | 48,000円分(1,000円券×48枚) |
株主優待券が使えるお店、施設の一覧はこちら。
シミュレーションゴルフ、インターネットカフェ、カラオケ、ダーツなどが楽しめるBAGUSをはじめとして、洋食、和食、カフェ、バー、やきとり屋さんなど、関東を中心に多くのお店で利用できます。
DDポイント
『DD POINT』とは、DDホールディングスのグループ会社運営店舗を予約、利用すると貯めることが出来るグループの独自のPOINT制度です。
株主優待専用のポイント制度ではなく、通常時でも店舗などの利用でもらったり使ったりできるポイントになります。
予約をして店舗を利用すると10%のDDポイントが還元されるという仕組みで、株主優待の利用とは無関係に考えてもお得な仕組みですね。
利用方法ですが、専用のカードやアプリが存在する分けではなく、WEBページにログインして保有しているポイントを店員さんに見せて利用する形になります。
保有株数 | もらえるDDポイント |
100株以上600株未満 | 6,000ポイント |
600株以上1,200株未満 | 12,000ポイント |
1,200株以上6,000株未満 | 24,000ポイント |
6,000株以上12,000株未満 | 36,000円ポイント |
12,000株以上 | 48,000円ポイント |
DDポイントが利用できる店舗のいちらんはこちらをご参照ください。
お米
株主優待やDDポイントの利用が困難な地域にお住まいの方向けでしょうか。株主優待としてお米を選択することも可能です。
保有株数 | もらえるお米 |
100株以上600株未満 | 交換不可 |
600株以上1,200株未満 | 魚沼産コシヒカリ 5kg |
1,200株以上6,000株未満 | 魚沼産コシヒカリ 10kg |
6,000株以上12,000株未満 | 魚沼産コシヒカリ 15kg |
12,000株以上 | 魚沼産コシヒカリ 20kg |
100株で6,000円分の優待は利回り的にはかなりお得。2020年7月29日時点の株価で計算すると優待利回りは9%を超えてきます。
スマホで管理できるDDポイントと、券面になっている株主優待券と、どちらの方が使い勝手が良いかは使い方次第かもしれませんが、お店を利用する場合、新たにポイントが獲得できるので、DDポイントにしておいた方がお得なようには思います。
そうして継続的にお店を利用してもらうのが、会社での狙いなのでしょうね。
DDホールディングス(3073)会社概要・業績・株価・今後の展望
会社概要
DDホールディングスの設立は1996年。従業員数は連結で2,006名(2019年8月時点)。事業内容は、飲食事業(居酒屋・レストラン・ウエディング事業等)の経営・企画・運営 アミューズメント事業(ビリヤード・ダーツ・複合カフェ・カプセルホテル等)の経営・企画・運営など。
飲食とアミューズメントが2本柱ですが、その売上比率は1:2程度。店舗数は飲食店の方が圧倒的に多く存在しますが、売上で見るとアミューズメントの方がかなり多い構造です。
業績
BAGUSを中心としたアミューズメント施設の躍進もあり、ここ数年は2桁ペースでの増収増益が続いています。
株式会社ゼットン、株式会社エスエルディーの連結子会社化なども連結売上高の押し上げにつながっていますね。
ただし、2020年2月期決算ではコロナウィルスの影響がほとんど出ていません。
2021年度の第1四半期の決算では、売上高は68.2%減の4,573百万円、経常利益は4,300百万円の赤字となっており、1四半期で過去2年分の利益が飛ぶほどの打撃を受けています。
ここ数年は拡張路線を歩んできたために自己資本比率は18.2%まで低下しています。流動比率で見ても67%しかなく、短期的な資金需要を賄うことも難しく、コスト削減を進めたとしても短期的にはなんらかの形で資産の積み増しが必要です。
現時点は短期的にはコロナの流行収束は見込めず苦しい状況が続きます。
単位:百万円
【業績】 | 売上高 | 営業利益 | 経常利益 | 利益 | 1株益(円) | 1株配(円) |
---|---|---|---|---|---|---|
連15.2 | 26,079 | 964 | 956 | 385 | 27.2 | 5.83記 |
連16.2 | 29,820 | 952 | 889 | -262 | -18.3 | 6 |
連17.2 | 30,509 | 1,641 | 1,435 | 648 | 43.3 | 7.5 |
連18.2 | 45,077 | 2,204 | 2,223 | 1,010 | 66.2 | 7.5 |
連19.2 | 50,973 | 2,115 | 2,232 | 1,085 | 70.9 | 9 |
連20.2 | 57,369 | 2,846 | 2,916 | 1,442 | 94.2 | 9 |
株価
ここ数年の好決算で上げた株価がほぼ落ち切った状況にあります。
2016年に最終損失を出した時の株価に迫っているとも言えますが、2021年度決算が2016年決算を下回ることはほぼ確実と思われます。
コロナの収束後にどれだけ収益を戻すことができるかが焦点ですが、店舗閉鎖など業容縮小が進めば、単純に元の水準に回帰すると考えるのは難しいかもしれません。
出展:Yahoo!ファイナンス
指標および今後の展望
足元の指標ベースでみると、予想PER(株価収益率)-倍(赤字決算見込みのため)、予想PBR(純資産倍率)が1.45倍(2020年7月29日時点)。
PBRベースでみると株価は適正水準に近づいているようにもみえますが、向こう1年で資産自体の減少も進む可能性も高く、もう一段の下落の余地があるようにも思えます。
DDホールディングス(3073)のおすすめ度・評価
おすすめ度【総合】:★★★★☆
・もらえる優待の額面は保有株数により変動
・権利確定は年1回、2月のみ。
・主な事業は飲食店、アミューズメント施設の運営など
・ここ数年の業績は2桁増益もコロナウィルス流行の影響大きい
評価のポイント | 評価 |
優待品の魅力度 | ★★★★ |
優待+配当利回りの水準 | ★★★★★ |
経営の安定性(規模・決算内容) | ★★ |
今後の成長期待・株価の割安さ | ★★★ |
優待利回り | 配当利回り | 総合利回り |
9.04% | 0.68% | 9.71% |
見出し | 内容 |
単元株数 | 100株 |
最低購入金額 | 6万6,400円程度 |
決算月 | 2月 |
優待取得最低株数 | 100株 |
優待取得最低価格 | 6万6,400円程度 |
優待権利確定月 | 2月 |
※株価:664円。予想配当金:1株あたり4.5円。優待品:約6,000円(100株)で計算しています。(算出日:2020年7月29日)
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