ジェイグループホールディングス(3063)の株主優待
ジェイグループホールディングスの株主優待は、ジェイグループが運営する居酒屋、焼き肉、焼き鳥、定食屋など、全国126店舗で利用できるお食事券です。
ジェイグループが運営するレストランは、博多かわ屋(やきとり屋)やMOUMOU Cafe(カフェ)などのように全国に複数店舗存在するブランド店もあれば、一店舗しかない「東京おでんラブストーリー」などもあり楽しめます。
下記画像をクリックすると、店舗の一覧にジャンプします。
もらえるお食事券の金額は保有株数によって異なります。
保有株数 | 優待内容 |
100株以上200株未満 | お食事券2,000円分×年2回 |
200株以上600株未満 | お食事券4,000円分×年2回 |
600株以上1,000株未満 | お食事券8,000円分×年2回 |
1,000株以上 | お食事券12,000円分×年2回 |
単元株を買うのに必要な金額は5万円ちょっと。それで年間4,000円分のお食事券はお得です。現在の株価(512円 2020年7月8日)で優待利回りを換算すれば7.81%。
使い勝手の悪い割引券ではなく、お食事券であるのも良いですね。
ただし、経営の方は厳しい状況が続きます。
コロナショックの影響も大きいものがありますが、コロナ以前から赤字基調が続いており、今後のかじ取りを誤れば重大な結果を招くこともあります。
株券の長期保有をお考えであれば、急な経営状況の悪化などにもご注意ください。
ジェイグループホールディングス(3063)株価・業績・状況
会社概要
ジェイグループホールディングスの設立は1997年。従業員数は547名(2020年2月時点)主な事業は居酒屋、焼き肉、定食などの飲食店の運営ですが、不動産事業や、ブライダル事業も手掛けています。
業績
ここ数年は、ぎりぎりで経常黒字。でも最終損益は赤字という状態が恒常化しています。
この状態でコロナショックはかなり厳しいものになるでしょう。
四季報の予想では2021年2月期は15億円の赤字を見込んでいますが、これはほぼ資本剰余金の金額と等しく、現金資産の9億円を超えてきます。
今後1年間でも、もしも本当に15億円の損失が出るのであれば、なんらかの形での資金調達が必要になるものと思われます。
ただし、現在の自己資本比率は20%程度はあるため、すぐに経営に行き詰るということは考えにくいものと思います。
単位:百万円
【業績】 | 売上高 | 営業利益 | 経常利益 | 利益 | 1株益(円) | 1株配(円) |
---|---|---|---|---|---|---|
連15.2 | 13,665 | 67 | 99 | 28 | 3.6 | 2.5 |
連16.2 | 13,823 | 72 | 72 | -232 | -29.1 | 3 |
連17.2 | 14,357 | 53 | 61 | -83 | -10.5 | 3 |
連18.2 | 14,963 | 109 | 154 | -30 | -3.7 | 3 |
連19.2 | 15,056 | -51 | 15 | 61 | 7.2 | 3 |
連20.2 | 14,210 | 91 | 8 | -174 | -19.2 | 3 |
株価
コロナ以前は800円前後での株価推移でしたが、2020年2月下旬から3月上旬のコロナショックでは半値の400円まで株価は急落しています。
市場全体の回復につられて一度は戻した株価も、再び売られ500円前後まで押し戻されています。
出展:Yahoo!ファイナンス
指標および今後の展望
足元の指標ベースでみると、予想PER(株価収益率)-倍(赤字決算見込みのため)、予想PBR(純資産倍率)が2.01倍(2020年7月8日時点)。
コロナウィルスによる影響による影響が一時的なものにとどまるかどうかは、今後1年間での会社のかじ取り方法に依存するのかもしれません。
もしも急場を乗り切るために店舗や資産の売却を進める必要が生ずるのであれば、コロナウィルスによる影響が消えたあとも、元の水準に戻すまでに時間がかかるものと思います。
ジェイグループホールディングスに関しては、コロナ以前から赤字基調であったことを考えると、収益を黒字化するまでの道のりはかなり険しいものになる可能性もあります。
ジェイグループホールディングス(3063)のおすすめ度・評価
おすすめ度【総合】:★★★☆☆
・お食事券の金額は保有株数によって変化
・権利確定は年2回、2月と8月
・主な事業は、居酒屋などのレストラン運営の他、ブライダルなどの事業も
・事業の方はコロナ以前から赤字基調。コロナの影響も大きく、苦しい展開か
評価のポイント | 評価 |
優待品の魅力度 | ★★★★★ |
優待+配当利回りの水準 | ★★★★ |
経営の安定性(規模・決算内容) | ★ |
今後の成長期待・株価の割安さ | ★ |
優待利回り | 配当利回り | 総合利回り |
7.81% | 0.00% | 7.81% |
見出し | 内容 |
単元株数 | 100株 |
最低購入金額 | 5万1,200円程度 |
決算月 | 2月 |
優待取得最低株数 | 100株 |
優待取得最低価格 | 5万1,200円程度 |
優待権利確定月 | 2月、8月 |
※株価:512円。予想配当金:1株あたり0円。優待品:4,000円(100株)で計算しています。(算出日:2020年7月8日)
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