すかいらーくホールディングス(3197)の株主優待
すかいらーくの株主優待は年2回。ガスト、バーミヤン、ジョナサンなどの店舗で使えるお食事券です。すかいらーくホールディングスが展開する店舗ブランドは以下の通り。
出展:すかいらーくHP
もらえるお食事券の額面は保有株数によって異なります。
保有株数 | 優待内容 |
100株以上 | 2,000円分のお食事券×年2回 |
300株以上 | 5,000円分のお食事券×年2回 |
500株以上 | 8,000円分のお食事券×年2回 |
1,000株以上 | 17,000円分のお食事券×年2回 |
すかいらーくは2020年9月10日に株主優待内容を改訂しています。発表当初、改悪と話題を呼び、株価が急落するほどの騒ぎとなりました。
内容的には優待金額の単純な引き下げで、引き下げ率は33%~50%ほど(保有株数によって異なります)。もともと高額優待還元銘柄として人気があっただけに大きなインパクトとなりました。
改訂後のすかいらーくの優待利回りは100株を保有、年2回優待を受け取ったとして、2.65%(2020.9.28)。2021年はコロナによる業容悪化により無配予想。もともとは年間38円ほどの配当がもらえることも多かったので、株主に対する還元金額はここ数カ月で半減しています。
それに合わせて株価も下がったので、以前から持っている株主には辛い(涙)ところです。
すかいらーくホールディングス(3197)会社概要・業績・株価・今後の展望
会社概要
すかいらーくの設立は1965年。主な事業はレストランチェーンの運営。1990年代後半から2000年代にかけて、ファミレスからの客離れが進み、経営的に苦境に陥ることもありましたが、低価格レストラン「ガスト」の展開などにより復活。
上場市場は東証1部。
業績
ここ数年の業績は着実に売上げ高は積みあがる一方で、利益の方は伸び悩む状況が続いています。
新型コロナウィルスでは大きな影響を受けており、2020年12月度の中間決算では経常利益ベースで19,858百万円の赤字に転落しています。
外食関連は軒並み大きな影響を受けていますが、大手であるだけに影響は大きくなっているようです。
自己資本比率は2020年6月時点で25%ほど。すぐに危機的な状況となる水準ではありませんが、余力自体はそれほど大きくはなく、コロナウィルスの影響が長期化した場合、大きな対応を行う必要が生ずる可能性もあります。
単位:百万円
【業績】 | 売上高 | 営業利益 | 税前利益 | 利益 | 1株益(円) | 1株配(円) |
---|---|---|---|---|---|---|
14.12 | 340,002 | 21,642 | 16,767 | 9,469 | 49.6 | 13.52 |
15.12 | 351,146 | 27,806 | 24,717 | 15,109 | 77.8 | 33 |
16.12 | 354,513 | 31,249 | 28,952 | 18,213 | 93.6 | 38 |
17.12 | 359,445 | 28,103 | 25,515 | 16,926 | 86.4 | 38 |
18.12 | 366,360 | 22,857 | 18,596 | 11,438 | 58.0 | 38 |
19.12 | 375,394 | 20,562 | 16,729 | 9,487 | 48.1 | 19 |
株価(2020.9.28)
過去5年のレンジで見るとおおむね1,500円~2,000円のレンジで安定しています。
出展:Yahoo!ファイナンス
指標および今後の展望
足元の指標ベースでみると、予想PER(株価収益率)-倍、予想PBR(純資産倍率)が2.66倍(2020年9月28日時点)。
すかいらーくホールディングス(3197)のおすすめ度・評価
おすすめ度【総合】:★★★☆☆
評価のポイント | 評価 |
優待品の魅力度 | ★★★ |
優待+配当利回りの水準 | ★★★ |
経営の安定性(規模・決算内容) | ★★ |
今後の成長期待・株価の割安さ | ★★ |
優待利回り | 予想配当利回り | 総合利回り |
2.65% | 0.00% | 2.65% |
見出し | 内容 |
単元株数 | 100株 |
最低購入金額 | 15万800円程度 |
決算月 | 12月 |
優待取得最低株数 | 100株 |
優待取得最低価格 | 15万800円程度 |
優待権利確定月 | 6月、12月 |
※株価:1,508円。予想配当金:1株あたり0円。優待品:4,000円(100株)で計算しています。(算出日:2020年9月28日)
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