東急不動産HDの株主優待はリゾートホテルなどで使える割引券とオリジナルのカタログギフト！

東急不動産ホールディングス(3289)の株主優待

東急不動産の株主優待は、リゾートホテルなどで使える株主優待券とカタログギフトです。株主優待券は継続保有期間にかかわらずもらうことができますが、カタログギフトの取得には3年以上の継続保有が必要です。

東急不動産が運営するリゾート施設やホテル、フィットネスクラブなどで利用できる株主優待券がもらえます。

施設によっても異なりますが、優待券を使うと、ざっくり10%程度の割引を受けることができます。

優待がもらえるタイミングは年に2回。3月と9月の権利確定でもらえます。優待品の発送時期は、それぞれ6月下旬、12月上旬ころ。

対象施設	1枚につき	保有株数
対象施設	1枚につき	100株以上	500株以上	1,000株以上	5,000株以上
リゾートホテル	1泊1室	1枚	2枚	4枚	8枚
東急ステイ	1泊1室	2枚	4枚	6枚	12枚
旧軽井沢KIKYOキュリオコレクションbyヒルトン	1泊1室
パラオパシフックリゾート	6泊1室
ゴルフ場		2枚	4枚	6枚	12枚
スキー場	大人2名
東急スポーツオアシス	16歳以上2名
東急ハンズ	カード	ー	1枚 (5%割引）	1枚 (5%割引）	1枚 (10%割引）

500株以上を3年以上継続保有をするともらえる株主優待が、オリジナルカタログギフトです。

保有株数によってもらえるカタログギフトは異なります。

株主優待券は年2回もらえますが、カタログギフトがもらえるのは年1回のみです。

優待品が宿泊券であるため、どこに泊まるかによってかなり金額が異なりますが、東急ステイ銀座で宿泊検索してみると1泊6,000円～8,000円ほどのようです。

この10%が優待金額とすると600円×年2回で年間の優待金額は1,200円ほど。この金額で優待利回り計算をすると100株保有した場合の優待利回りは2.51%(2020.11.9)なります。

これに予想配当利回りが3.35%ほどもらえることを考えると、総合利回りは5.86%。

悪くはありませんが、割引優待は使い難いのでそこまでお得感は感じないかな、という気はします。

東急不動産ホールディングスの設立は2013年。東急不動産株式会社・株式会社東急コミュニティー・東急リバブル株式会社の3社が共同で株式移転を行い、持ち株会社を設立しました。

主な事業は住宅販売、リゾートホテル運営、不動産管理・賃貸事業など。

上場市場は東証1部。

業績は安定しています。

ただし2021年決算は、新型コロナウィルスの影響の直撃を受け、第1四半期は経常利益ベースで6,096百万円の赤字となっています。

単位：百万円

【業績】	売上高	営業利益	経常利益	利益	1株益（円）	1株配（円）
連18.3	866,126	77,519	68,691	35,185	57.8	14.5
連19.3	901,884	80,205	70,744	37,459	56.8	15.5
連20.3	963,198	79,312	67,499	38,611	53.7	16
会21.3予	930,000	50,000	39,000	26,000	–

2013年の上場直後には1,000円以上あった株価もゆっくりとした下落を続けています。2020年に入ってからは新型コロナの影響もあり400円台から500円台でのもみ合いが続いています。

足元の指標ベースでみると、予想PER(株価収益率）12.39倍、予想PBR（純資産倍率）が0.59倍（2020年11月9日時点）。

PBRベースでみると割安といえそうですが、不動産会社だけに資産の内訳は不動産が多く、換金には手間がかかりそうですね。

おすすめ度【総合】：★★★☆☆

優待利回り	予想配当利回り	総合利回り
２．５１％	３．３５％	５．８６％