ヨシックス(3221)の株主優待
ヨシックスの株主優待は、寿司居酒屋の「や台すし」や280円居酒屋の「ニパチ」で使えるお食事券と割引券です。
お食事券や割引券が利用できるヨシックスの店舗ブランドは以下の通り。
出展:ヨシックスHP
保有株数によってもらえるお食事券、割引券の金額は異なります。
保有株数 | 優待内容 |
100株以上 | お食事券3,000円分×年2回 お食事20%割引券10枚×年2回 |
300株以上 | お食事券5,000円分×年2回 お食事20%割引券10枚×年2回 |
- 優待の権利確定は年2回、3月末日、9月末日
- 優待品の到着はそれぞれ6月下旬、11月下旬ころ
- お食事券は1枚で1,000円分(3,000円分なら1,000円券×3枚)
- お食事券、割引券が利用できる店舗はこちら
割引券を計算に入れず、お食事券のみで優待利回りを計算すると、優待利回りは3.35%(2020.10.6)。新型コロナウィルスの影響もあり、目先の配当は期待できず、2021年は無配となり可能性が高いものと思われます。
少し前までは年間22円~24円程度(配当利回り1.2~1.3%程度)はあった為、数年後には、この水準くらいの配当はもらえる可能性はあります。
もっとも業績が回復すれば株価も上がり、利回りも下がってしまうものと思います。業績が悪化したところをチャンスと見て拾うかどうか、悩ましいところですね。
お食事券がもらえる優待であれば、こちらの記事もご参照ください。
ヨシックス(3221)会社概要・業績・株価・今後の展望
会社概要
ヨシックスの設立は1985年。名古屋を地盤とする居酒屋チェーン寿司居酒屋の「や台すし」、280円居酒屋の「ニパチ」などの運営を行っています。
上場市場は東証1部。2015年に名証2部から市場変更後、2016年に東証2部から1部に変更しています。
業績
ここ数年は増収、増益基調が続き好調でしたが、2020年に入ってからは新型コロナウィルスの流行を受けて苦戦しています。
2021年の第1四半期は、経常利益ベースで1,052百万円の赤字に転落。
ただし、自己資本比率は64.4%と比較的高く、有利子負債も大きくはないため、コロナによる飲食店不況が多少長期化しても経営不安に陥る可能性は低いものと思い割れます。
単位:百万円
【業績】 | 売上高 | 営業利益 | 経常利益 | 利益 | 1株益(円) | 1株配(円) |
---|---|---|---|---|---|---|
単17.3 | 12,714 | 1,146 | 1,389 | 870 | 84.8 | 12記 |
単18.3 | 15,683 | 1,646 | 1,958 | 1,221 | 118.7 | 16 |
単19.3 | 17,934 | 2,083 | 2,401 | 1,538 | 149.2 | 22 |
単20.3 | 18,709 | 2,036 | 2,353 | 1,256 | 121.8 | 24 |
株価(2020.10.6)
ここ数年は好調な業績を背景に株価は大きく上昇をしていましたが、コロナ危機によりだいぶ戻されています。
それでも2015年の東証上場時には1,000円を下回る株価であったことを考えると5年スパンで見れば依然として2倍超の上昇とみることもできます。
出展:Yahoo!ファイナンス
指標および今後の展望
足元の指標ベースでみると、予想PER(株価収益率)-倍、予想PBR(純資産倍率)が2.39倍(2020年10月6日時点)。
2021年は赤字予想のため、予想PERは算出できませんが、PBRで見ると市場平均から見ると依然として割高水準とも言えます。
ただしコロナ以前の業績を見る限り、成長企業と言えるとので、単純に割高水準とは言えません。
ヨシックス(3221)のおすすめ度・評価
おすすめ度【総合】:★★★★☆
評価のポイント | 評価 |
優待品の魅力度 | ★★★★ |
優待+配当利回りの水準 | ★★★★ |
経営の安定性(規模・決算内容) | ★★★ |
今後の成長期待・株価の割安さ | ★★★ |
優待利回り | 予想配当利回り | 総合利回り |
3.35% | 0.00% | 3.35% |
見出し | 内容 |
単元株数 | 100株 |
最低購入金額 | 17万8,900円程度 |
決算月 | 3月 |
優待取得最低株数 | 100株 |
優待取得最低価格 | 17万8,900円程度 |
優待権利確定月 | 3月、9月 |
※株価:1,789円。予想配当金:1株あたり0円。優待品:6,000円(100株)で計算しています。(算出日:2020年10月6日)
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