APカンパニーの株主優待は塚田農場などで使える3,000円分のお食事券！直近決算では債務超過に転落！

エー・ピー・カンパニー(3175)の株主優待

APカンパニーの株主優待は塚田農場、つかだ食堂などで利用可能なお食事券3,000円分です。

100株保有、優待品を3,000円相当とすると優待利回りは6.88％(2020.9.16)と悪くありません。ただし予想配当は無配となっているため、目先は配当を見込めません。

業績はコロナ前から下降気味で、無配も長く継続しています。

2021年1Q決算では債務超過に陥っており、長期保有をするには注意が必要です。

エーピーカンパニー公式株主優待ページ

APカンパニーの設立は2001年。主な事業内容は飲食店及び食品販売店の経営、フランチャイズチェーン店の加盟店募集及び加盟店指導、養鶏場及び牧場の経営など。

生産直結モデルで、鮮度の高い食材の提供を売りに成長。

上場市場は東証一部。

好調な業績を背景に出店を重ねた結果、既存店の売上げが減少に転じ、2019年には営業赤字に転落しています。

これを受けて不採算店の撤退、コスト削減をすすめた結果、2020年3月期にはなんとか黒字を回復したものの、新型コロナウィルスの流行に直面し、2021年3月期の第1四半期は再び839百万円の営業赤字に転落。

2020年3月には14.5％あった自己資本比率も2021年1Q決算時点では▲0.3%と債務超過に転落しています。

単位：百万円

【業績】	売上高	営業利益	経常利益	利益	1株益（円）
連15.3	19,235	1,268	1,493	906	122.1
連16.3	21,839	597	825	523	71.4
連17.3	25,966	313	527	124	17.3
連18.3	25,723	330	550	-252	-35.0
連19.3	24,577	-298	-91	-2,028	-281.7
連20.3	23,072	45	11	117	16.3

業績の低迷により、株価も下落基調が続いています。ただ、現在の経営状況からすると意外に下がっていないというのが正直な感想です。

足元の指標ベースでみると、予想PER(株価収益率）-倍、予想PBR（純資産倍率）が2.15倍（2020年9月16日時点）。

債務超過に陥った状況でPBRが2倍を超えているのは不思議です。感覚的には0.5～0.8程度になるまで売り込まれても良さそうに思います。

おすすめ度【総合】：★★☆☆☆

優待利回り	配当利回り	総合利回り
６．８８％	０．００％	６．８８％