ゼネラルオイスターの株主優待は年２回、ガンボ＆オイスターなどで使えるお食事券！ただし業績は危険水準に！

ゼネラルオイスター(3224)の株主優待

ゼネラルオイスターの株主優待は、ガンボ＆オイスターなどで使えるお食事券（OPCカード）か優待品の選択です。

保有株数によってもらえるお食事券の金額、優待品の内容は異なります。

保有株数	優待内容
100株以上	オイスター・ピース・クラブ（OPC）カード（2,500 円分）×年２回または牡蠣ノ星オイスタースタウト（4本）×年２回
300株以上	OPCカード（7,500 円分）×年２回またはポイント相当額の牡蠣加工品詰め合わせ×年２回
500株以上	OPCカード（12,500 円分）×年２回またはポイント相当額の牡蠣加工品詰め合わせ×年２回
1,000株以上	OPCカード（26,000 円分）×年２回またはポイント相当額の牡蠣加工品詰め合わせ×年２回

100株で牡蠣ノ星オイスタースタウト。牡蠣から作ったビールです。

1,000株以上を3年以上継続保有すれば、さらに半期ごとに15,000円分のOPCカードまたは優待品をもらうことができます。

単元株保有で優待利回りを計算すると、優待利回りは5.82%(2020.10.19）と利回りは悪くありません。ただし配当は無配予定。

過去4期連続で営業赤字を出しており、2021年度も新型コロナウィルスの流行による影響を考えると赤字はほぼ確定的です。

財務的にも苦しく、上場廃止の噂が流れるなど、近い将来に配当が行われる可能性はかなり低いものと思われます。

2019年に優待制度の拡充が行われていますが、業績が厳しい中でさらに費用を使い、優待で株価を維持しよういう姿勢には、個人的にはちょっと疑問に思います。

ゼネラルオイスター（旧ヒューマンウェブ）の設立は2000年。海洋深層水で洗浄することで食中毒のない牡蠣を使ったオイスターバーを全国に展開。

上場市場は東証マザーズ。

業績は冴えません。2015年のマザーズ上場次点では、ウィルスフリーの手法により、オイスターバーの全国シェアを伸ばした同社ですが、低価格の焼き牡蠣の台頭などにより、急速に業績が悪化。

2017年には債務超過に陥り、いったんは債務超過から抜け出したものの、2020年6月時点の自己資本比率は1.1%と現在でも債務超過ぎりぎりの水準です。

もともと厳しい経営状況に加えて、2020年初から流行の始まった新型コロナウィルスによる自粛ムードが業績に追い打ちをかけています。

単位：百万円

【業績】	売上高	営業利益	経常利益	利益	1株益（円）
連17.3	3,868	-461	-475	-744	-480.0
連18.3	3,854	-160	-173	-293	-174.6
連19.3	3,706	-21	-18	-269	-98.0
連20.3	3,579	-146	-157	-106	-38.5

上場直後には4,500円を超えた時期もありましたが、業績の悪化が鮮明となった2016-2017年以降、かぶかは一本調子の下落基調にあります。

足元の指標ベースでみると、予想PER(株価収益率）-倍、予想PBR（純資産倍率）が11.21倍（2020年10月19日時点）。

赤字予想でPERが算出できない上に、純資産が著しく減少しているため、PBRも極端な値となり、指標的にはあまり意味をなしません。

今の時点での購入にはかなり勇気の必要な銘柄です。

おすすめ度【総合】：★☆☆☆☆

優待利回り	予想配当利回り	総合利回り
５．８２％	０．００％	５．８２％