柿安本店(2294)のおすすめ度・評価
おすすめ度:★★★☆☆
・優待取得は100株以上
・保有株数によるアップグレードあり
・権利確定は年1回(2月)
・最近の業績は安定
・株価は原因不明の乱高下があり買い時には注意が必要か
優待利回り | 配当利回り | 合成利回り |
0.39% | 2.90% | 3.29% |
見出し | 内容 |
単元株数 | 100株 |
最低購入金額 | 25万8300円程度 |
決算月 | 2月 |
優待取得最低株数 | 100株 |
優待取得最低価格 | 25万8300円程度 |
優待権利確定月 | 2月 |
※株価:2,583円。予想配当金:1株あたり75円。優待品:1,000円(100株)で計算しています。(算出日:2020年2月28日)
柿安本店(2294)の株主優待
柿安本店の株主優待は自社系列店で利用できる優待券です。1,000株以上の株主がもらえるグルメフリーチョイス引換券を使えば、松坂牛やしゃぶしゃぶセットを選択することも可能です。
優待の権利確定は2月末です。
保有株数 | 優待券 | グルメフリーチョイス引換券 |
100株以上300株未満 | 株主優待券500円×2枚 | |
300株以上500株未満 | 株主優待券500円×6枚 | |
500株以上800株未満 | 株主優待券500円×10枚 | |
800株以上1,000株未満 | 株主優待券500円×16枚 | |
1,000株以上2,000株未満 | 1枚(10,000円相当) | |
2,000株以上3,000株未満 | 株主優待券500円×10枚 | 1枚(10,000円相当) |
3,000株以上 | 2枚(20,000円相当) |
グルメフリーチョイス引換券(10,000円相当)で交換できる商品は以下の通り。
- すき焼用松阪牛 580g(わりした付)
- しゃぶしゃぶ用松阪牛 580g(ごまだれ付)
- 柿安プレミアムあぐ~しゃぶしゃぶセット 800g(ぽん酢付)
- 株主ご優待利用券(500円券×20枚)
- しぐれ煮詰合せ
株主優待券が利用できる店舗は、精肉店、レストラン、惣菜店、和菓子店など柿安本店が経営する各店舗。どの店舗で利用可能かはこちらをごらんください。
肉がもらえる株主優待の中では、柿安本店がもっとも安くもらえます。
会社名 | 必要株数 | 取得金額 | 優待品 | 優待利回り | 配当利回り |
プリマハム | 200株 | 47,4000円 | 3,000円 | 0.63% | 2.53% |
丸大食品 | 200株 | 37,7200円 | 3,000円 | 0.80% | 1.86% |
福留ハム | 200株 | 40,4500円 | 5,000円 | 1.23% | 0.00% |
エスフーズ | 500株 | 117,8000円 | 3,000円 | 0.25% | 2.55% |
滝沢ハム | 100株 | 30,0500円 | 2,500円 | 0.83% | 0.33% |
柿安本店 | 100株 | 25,8300円 | 1,000円 | 0.39% | 2.90% |
それでも肉・ハムの優待であれば、一番おすすめなのはプリマハムでしょうか。それぞれもらえるものが異なるので、上の表だけでは単純な比較はできませんが、プリマハムと丸大食品は優待品は高級ハムです。
柿安本店の高級肉も魅力ですが、肉がもらえるのは1,000株からなので、取得金額ベースでは200万円をこえてきます。
プリマハムは利回り的に優秀なこともありますが、ここに挙げた各社の中では、業績が一番優秀です。
株主の最終的な収益は、結局のところ会社の業績に依存するので、会社の業績は重要です。
柿安本店(2294)株価・業績・状況
柿安本店の創業は1871年(明治4年)。江戸時代には獣肉が禁止であったことを考えると精肉店の開業としては最速クラスではないでしょうか。
会社の規模従業員数は3,269人、年間売上高443億円(2019年2月)。上場市場は東証1部。店舗をたくさん持っているだけあって、売上規模に比べて従業員数が多いですね。
業績の方ですが、過去5年を見ると多少の上下動はあるもののほぼ横ばい。強いて言えば2018年の営業利益、経常利益が高いですね。
【売上高~利益】単位:百万円
【業績】 | 売上高 | 営業利益 | 経常利益 | 利益 | 1株益(円) | 1株配(円) |
---|---|---|---|---|---|---|
連15.2 | 43,473 | 2,518 | 2,558 | 1,312 | 110.8 | 42 |
連16.2 | 43,527 | 2,388 | 2,417 | 1,350 | 120.1 | 45 |
連17.2 | 43,508 | 2,240 | 2,279 | 1,253 | 116.2 | 45 |
連18.2 | 43,957 | 2,603 | 2,681 | 1,671 | 157.1 | 55 |
単19.2 | 44,342 | 2,338 | 2,412 | 1,630 | 155.7 | 65 |
チャートを見ると、2018年に急騰していますが、その後は押し戻されています。2018年の上げは、業績だけでは説明しずらいほどの上昇で、何かの思惑が絡んでいそうで、ちょっと嫌な感じがします。
2019年末にも上げていますが、2020年2月の決算は、特段の増益予想でもない為、やはり、この株価上昇は理由が分かりません。
個人的には原因不明の上下動をする株は、敬遠しています。
足元の指標ベースでみると、PER(株価収益率)が17.81倍、PBR(純資産倍率)が1.85倍(2020年3月2日現在)と市場平均からみるとやや割高。
株価の水準は、やはり2,000円前後が妥当な気がします。
項目 | 評価 |
規模 | 小型 |
業績 | 安定 |
配当 | 安定 |
株価 | 割高 |
参考資料
銘柄評価については、以下の基準で行っています。
ご参考。
株主優待+分配金一覧表はこちら
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